「水曜日の小劇場ワークショップ」に潜ってみた(mizhen・藤原佳奈さん編)

皆さんこんにちは。人呼んで小劇場界の稽古場レポート王、演劇オタクのジンさんこと神宮寺です。

めっちゃ面白いレポート書きますので、どうかあなたの稽古場にもお呼びください。

ちなみに写真は超ハイテンションで記事を書いている時の僕です。決して疲れてはいません

 

先週のレポートに引き続き、今回も「水曜日の小劇場ワークショップ」にお邪魔しました。

え?「水曜日の小劇場ワークショップ」が何かって?

今週から見始めた君にわかりやす~い解説を用意したぜ!目ん玉かっぽじって見てくれよな!(疲れてます


「水曜日の小劇場ワークショップ」とは?

①毎週水曜日の15時から3時間だけ開催されるワークショップ。

②講師は毎回異なり、小劇場を中心に活躍している作家や演出家を招いている。

③一日完結の講座なので、料金は3000円と非常にお手軽なお値段。

という、野口英世3人でいいとこどりの、とってもお得なワークショップなのである!


さて、今回の講師は…

演出家っぽい良い感じの写真で登場!

「水曜日の小劇場ワークショップ」第2回の講師は、mizhen主宰の藤原佳奈さんです!


mizhenとは?

藤原佳奈を主宰とした演劇創作ユニット。メンバーは女優の佐藤幸子、佐藤蕗子。

饒舌で詩的でリズミカルな長台詞と、役者の個性を存分に引き出す独特な振り付けが特徴。

セットや小道具はほとんど使わず、役者の身体表現のみで観客の想像力を掻き立てる作品を創りだしている。

メンバーのお二人は様々な客演先に出演、藤原さんもWeb小説の連載やプロデュース公演の脚本担当など多方面で活躍中。


今回は、そんなmizhenの藤原さんが、

「自分の身体の特徴、色味が魅力的に見える瞬間を発見する」というテーマで、ワークショップを行って下さいます!

水曜日の小劇場ワークショップ、スタート!!

まずは藤原さんからmizhenについての説明、そして参加者の方々の情報について聞き出します。

どうやら参加者のお二人はどちらともmizhenさんの公演を観たことがないみたいです。

3人の距離がけっこう離れていてほぼ正三角形になっているのが気になりますが、先を急ぎます。

というか、参加者の二人、離れすぎでしょ。


距離感のある紹介タイムが終わったところで、藤原さんから1枚の紙が配られます。

渡されたのはmizhenさん前回公演『愛の漸近線』の台本の一部。

チャットレディに恋する童貞男の長ゼリフがびっしりと書かれています。

台本を読む二人。その内容に圧倒されたのか、距離が自然と縮まりました

藤原さんから「一人ずつ立って読んでみましょう」との指示が。

藤原さんと一対一になりました。

これ、地味に凄いですよね。

オーディションを兼ねたワークショップであれば一対一になる機会も多いですが、ワークショップ単体で講師と一対一になれることってなかなかありません。これは、水曜日の小劇場ワークショップならでは!


「情景を立ち上げるために間やテンポを意識して」

「パフォーマンスにするにはもっとメリハリが必要」

などのアドバイスが早速与えられます。

参加者が「言葉を口の中で慣らす」時間を取った後、今度は一人ひとりにもっと具体的なダメ出しをしていく時間です。


上の画像だと、なんてことはない部屋の中で、参加者の方が藤原さんからの演出をただ聞いているだけに見えますが、

実際の雰囲気は、

もうこんな感じです。

広い空間にたった二人。邪魔するものは何もない。一挙一動一音、全て藤原さんに見られている緊張感。

これも、水曜日の小劇場ワークショップならでは!


「上半身しか動いていない。足元が置いてけぼり。」

「ひとつひとつのイメージが2次元。質感が薄い。」

「言葉尻でどうにかしようとしないで」

相手が篠原涼子だと思って

など様々な角度から指摘がされていきます。


ただダメ出しをするだけではなく、パフォーマンスを成立させるために様々な方法を試します。

セリフを3倍遅で読んだり、セリフを全て自分の言葉で言い換えて説明したり、「明日死ぬ」という設定を乗っけてセリフを読んだり。

最後の方法は、ダメ出しの途中で藤原さんがいきなり「あなたは明日死にます」と言ったので動揺しましたが、これのおかげで参加者の意識もかなりガラッと変わりました。

最後は実際に動きをつけていきます。

安易なアクションではなく、過剰な想像から生まれる動きを掬い出していく藤原さん。

残り時間も少なくなり、写真がブレるほど白熱する演技指導。


「急に近眼になるイメージで」

「もの凄くおおきな弁当箱が膝に置かれた感じ」

ハムサンドで頬をペチペチぶたれるように

などの名演出が飛び出しました。


そして、ワークショップ終了10分前に!

最後は今日の成果を発表する場として、ENBUゼミスタッフの成島さんもお呼びして、プチ発表会を行いました!


正直、最初は、「mizhenの公演を観たことのない二人がこの台本を…どうなるんだ…」と思っていたのですが、

最後の発表ではちゃんと情景の浮かぶシーンが目の前で繰り広げられていて、驚きました。

参加者のお二人もこの表情!

「台本の登場人物のリズムを掴む面白さがわかった!」「mizhenの公演に興味が湧いた!」

などのご感想を頂けました!


ま、相変わらず距離感は微妙ですがね!!


ということで、



水曜日の小劇場ワークショップ、無事終了!

藤原さん、ありがとうございました!


結論:「水曜日の小劇場ワークショップ」は講師のことを知らなくても面白い!!


「水曜日の小劇場ワークショップ」


◆今後の講師ラインナップ

11月18日(水)15:00~18:00 鳥皮ささみ(なかないで、毒きのこちゃん

12月02日(水)15:00~18:00 岸野聡子(味わい堂々

12月09日(水)15:00~18:00 奥村徹也(劇団献身

12月16日(水)15:00~18:00 佐藤慎哉(アナログスイッチ


受講料:3000円


詳細・お申込みはこちら↓

https://enbuzemi.co.jp/course/beginner_workshop


そして、藤原さんが脚本を務める舞台、『幸福論』にもぜひ!

鳥居みゆきさんが座長の劇団、東京ギロティン倶楽部の第二回公演となっております!

SOLID STARプロデュース

東京ギロティン倶楽部第二回公演『幸福論』

2015年11月18日(水)~11月23日(祝)@新宿村LIVE

演出:住田拓英(東京エレファント) 脚本:藤原佳奈(mizhen

出演:鳥居みゆき、ラブ守永、仁藤萌乃、志村禎雄、榊原徹士、石部雄一、青山ひかる 他

チケット:前売5000円/当日5500円

詳細ページはこちら